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乳幼児の視覚の発達と心への影響

みなさんこんにちは。
スクルドアンドカンパニーの安沢でございます。

 

生後数週間から数か月の間に、赤ちゃんは目を使うことを学びます。腕や手のコントロールのような成長とともに、特に視力、動くものを追う追視能力、色知覚などの発達を顕著に感じることができるようになります。
同時に、こどもは無意識に見る色から影響を受けています。
今日は、こどもの視覚の発達から、こどもの好む色、色がこどもの心に与える影響をお話したいと思います。

 

乳幼児の視力と色の識別

 


 

子供の視力は8歳程度で大人と同等にまで発達していきます。

  • 生後1ヶ月 …光の明暗がわかり、目の前の手の動きなどがわかる。
  • 生後2ヶ月…赤・緑などの色の違いがわかる。視力0.01程度
  • 生後3ヶ月…動くものを目で追うようになる。視力0.02程度
  • 生後4ヶ月…青・黄などの色の違いがわかり、色覚がほぼ完成する。視力0.03程度
  • 生後6ヶ月…視力 0.04~0.08

以降は6歳程度までにほぼ全員のこどもが成人の視力(1.0)までに発達していきます。

 

 

こどもの好きな形

 


 

乳児が形を認識する脳内ニューロンは丸から発達すると言われています。赤ちゃんが初めて外界のモノを見た時に、まず反応する形は丸だという実験結果があります。モノの形はさまざまで、それらを認識する脳内のニューロンは異なっていて、最初に発達するのが丸を認知するニューロンであるという事です。赤ちゃんをあやすガラガラなどのオモチャに丸いモノが多いのもこの理由からです。

また、心理学者のR.L.ファンツの新生児の視覚的選好(好きなものを見る選好注視)を調べた実験では、生後間もない赤ちゃんが無地の円よりも活字やイラストのような模様を長く見る傾向があり、更に『人の顔(人の顔のようなイラスト)』を最も好んで長く見る傾向があることが分かっています。

丸く単純な顔の形で構成された「アンパンマン」がこどもに好まれるのも納得です。

 


乳幼児の好きな色・嫌いな色

 


 

乳児は「明度」から発達します。明度とは色の明るさ・暗さの度合いのことで、最も明度の高い色は白・最も明度の低い色は黒となります。

黄色やパステルカラーは明度が高く、次に赤・緑・青などはっきりとした色も乳幼児にとっては見えやすく、適度な刺激を受けるため喜びます。その中でも黄色・赤・オレンジなど、特に暖色系を好む傾向があります。

白ばかりの部屋、黒ばかりの部屋など、無彩色の部屋でこどもを育てると、乳幼児の視覚に刺激が与えられず発達が遅れてしまうと言われいます。その中でも黒を多用しすぎることは、乳幼児の心の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

 

まとめ

 


 

こどもの視覚にも様々な発達段階があり、色や形により様々な影響を及ぼすことが解りました。
備品一つとっても、乳幼児には大きな影響があることを、保育現場関係者は理解しておかないといけません。
カラフルな遊具や絵本なども、子どもたちの感性に働きかける重要なアイテムです。

 

スクルドアンドカンパニーの保育園では、カラフルな遊具や五感(視覚、触覚、聴覚、味覚、嗅覚)を刺激するモンテッソーリの教具を取り入れるなど、各年齢の発達に合わせた適切な環境を作りながら保育に取り組み、こどもの成長を促します。